クレーン作業における荷重を最も受けるブームは、角型ブームから丸型ブームへと主流が変わり、伸縮ブーム特有の「たわみ」に対応した構造となっています。ジブの取り付けはキャビン内のレバー操作で制御。全縮時のブームはコンパクトで走行時の周囲の視認性も良好です。各所に安全装置が多数配備され複雑な構造を持っていますが、プロの技術により精度の高い組立作業が実施されています。
ブーム周りでの作業の様子
ブームに仮止めしたジブを、油圧ホース・ピン・安全装置の調整後、
キャビンからの操作で取り付けます。
油圧装置での作動確認
全伸長・全縮の動作確認、ブームの曲りの確認、
安全装置・ワイヤーの調整、摺動部のグリス塗布などを行います。
ブームの一部クローズアップ
シーブ(滑車)に通された、玉掛け用フックを取り付けるワイヤーの掛け本数により、吊り荷重が決まります。